図らずも今回のニセ構造計算とザル審査は、「日本にこんな急所があったのか」と気付かせてくれました。
仮にテロリストであったりイデオロギー的な意図を持った何者かが、構造計算ソフトの開発会社に人的または電子的に侵入して、たとえば入力震度データを小さくして内部計算するといったようにプログラムを書き換えれば、出力される構造計算書は真正でありながら全国に「自壊爆弾」を仕掛けることができてしまいます。
あるとき意図的か偶然によってそのようなニセ計算が発覚すれば、それまでに建てられた何千棟ものマンションやビルやホテルが使えなくなり、退去命令を受けた住民は住む先が見つからずにボートピープルと化し、職場を失った経営者や勤労者は失業してしまうかも知れません。
たとえば先日起こったような東証のシステムダウンは通常は一日程度で復旧しますから、重大問題にはなっても被害の規模ははるかに限定的です。
姉歯とイーホームズは日本混乱を企てた某国のスパイでした、あるいは亡国の徒でした、なんていうオチがつくのでしょうか。もちろん架空の話ですので念の為。