10年くらい前からお笑いに代表されるテレビの世界がずいぶんと下品になって、出演者の言葉遣いは悪くなり、目上や年配者を平気でからかう場面も増えてきた。視聴者も品を失ってそういった番組を観てはゲラゲラと笑っているのだから世話が無い。
僕が子どもの頃、家で先生の悪口を言うと、親に「そんなこと言うもんじゃありません」と叱られた。どんな子どもも先生にある程度の不満を持つのは当然としても、子どもの悪口に親が同調してはだめだろうと思う(もちろん、子どもが訴える背景をきちんと理解しないといけないけれど)。
京都で塾講師が小6児童を殺害したニュースでは、
・「『キモい(気持ち悪い)』と言われ、その言葉が消えない」と容疑者が供述。
・被害者は容疑者を嫌い、被害者の両親から受講を取りやめる申し入れが塾側にあった
といった情報が流れている。
生理的に合わない人間は誰にでもいるだろうけれど、先生に向かって「キモい」と言うことは決して褒められることではない。目上・年上に対して敬意を表する、あるいは人の悪口は言わない、といった躾をされて育ったのかどうか。娘の主張をきいて塾に申し入れるほどだから親も親なのか。
容疑者の性格はどうのこうのと相変わらず詮索ゴッコが続いているけれど、子どもの側はどうなのよ。(だから殺されてもいい、ということではないよ)