a bridge over troubled water

 NHKのBS Hivisionで「明日に架ける橋 賛美歌になった愛の詩」をやっていました。案内役はガセビアの「嘘つき」が評判の緒川たまきさん。

1970年に発表されたサイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」。当時アメリカはベトナム戦争と公民権運動による混迷の真っ只中。この歌は現状を糾弾するメッセージソングとして爆発的なヒットを呼んだ。その後多くの歌手によってカバーされたが、中でも黒人女性歌手アレサ・フランクリンの歌は、人種隔離政策が続いていた70年代後半の南アフリカで独自の発展を遂げた。「僕が体を横たえるから、荒れた海にかかる橋のように…」という歌詞に共感した黒人居住区の人々が、教会の賛美歌として口ずさむようにまでなる。

という内容で、アメリカと南アフリカを取材して構成した番組です。

 僕はビートルズ世代ではなくて、カーペンターズやサイモンとガーファンクルを聴いて育った世代です。「明日に架ける橋」の歌詞カードを初めて読んだときに "tomorrow"(=明日)がどこにもなくてびっくりしましたけど、素適な邦題をつけた人のセンスに敬意を表します(余談:最近の洋画はカタカナ読みの工夫のないものが多いですね)。

 番組の中で南アフリカの子ども達がこの曲を熱唱しているのですが、日本の英語の授業でも「明日に架ける橋」をみんなで歌いながら教えたらおもしろいでしょうね。

like a bridge over troubled water

 なぜ "the bridge" でも "bridges" でもなくて "a bridge" なのか、"troubled" と過去分詞になっているのはなぜか、なんて英文法の理屈をこねなくても歌とともに英語の感覚が頭に入るでしょうし、ポールの素晴らしい歌詞から家族愛や友愛に支えられて生きていることを感じることができるのではないでしょうか。

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