子どもに株をやらせるべからず

 某証券会社のバナー広告のキャッチに驚きました。背景には女児の顔写真

「当社に口座を開設している小中学生2300名
    大人なのに、まだ証券口座がないの?」

 最近ではライブドア騒動で株を買っていた子どもが含み損にやられているというニュースも流れています。

 浅はかな知恵を持った大人達が、「株の売買を体験させれば経済のいい勉強になる」、と考えて(煽って)やらせているのでしょう。

 株を買った(空売りした)人なら分かると思いますが、建ち玉(たちぎょく)をしている間は毎日の相場が気になって仕方がなくなります。昔であれば短波放送、今ならインターネットを見て、株価をチェックしないと気がすまなくなってくるのです。含み益が出ればいつ下がるかと心配し、含み損が出れば損自体に心配し、決して気の休まることはありません。

 そんな子どもが勉強や遊びに正しく集中できるのでしょうか。

 先日紹介した「国家の品格」でも著者の藤原雅彦氏は、

「アメリカの小中学校で株式投資を教えているそうです。日本でもこれを真似しようとしているところがあります。小学生が新聞の株価欄なんかに目を通す必要はありません。そんな暇があったら漢字を、国語をきちんと学び、足し算、引き算、掛け算、割り算、分数、小数をきちんと学ぶことです。」

と書いています。

 小中学生の心をくすぐって金を取ろうというのだから、証券会社や一部の教育者には「付ける薬」がありませんね。

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