滋賀県長浜市で起きた幼稚園児2名の殺害事件。同級の母親が犯人ということでショックが広がっている。
神照(かみてる)幼稚園は市立である。
年少組は保護者が個別に送り迎えするが、年中組になるとグループ登園を実施。鄭容疑者の長女は普段、殺害された武友若奈ちゃん(5)、佐野迅ちゃん(5)と別の男児の計4人で通い、4人の保護者が順番に車で送り迎えしていた。(産経新聞)
この記事から通園バスは運行されていないことが分かる。多くの市町村がここ数年で通園バスや通学バスの運行を停止した。もちろん理由は経費削減。送迎を託している父兄に「送迎手当て」を支給している村もあるくらいだ。
この幼稚園が市立ではなくて私立だったら、サービスの一環として通園バスを出していただろう(もちろんその費用は父兄の負担に跳ね返るが)。
通園や通学手段がほかになく親が交代で送迎をしなければならない状況で、たとえば日本語がおぼつかない外国籍の親がいたとして、あるいはどうしてもソリの合わない親がいたとして、あるいはどうみても性格的に異常な親がいたとして、あなたは送迎に加わらないでください、あなたにはうちの子は託したくありません、と言えるだろうか。
今回は刺殺という悲劇的な結果だけれど、交通事故の可能性だってあるわけで、親といえども一個人に責任を預けていいものなのか。そもそも、人の子どもを預かってクルマに乗せるのって、とても神経を使う。この幼稚園の例ではどの親もチャイルドシートを4人分積んでいるとは思えないし。
結局のところ少子化対策、子育て支援なんて行われていないんだよね。下校途中に殺害された今市市の事件だって解決していない。各地の首長と教委は対岸の火事とせず反省し至急対策すべし。