てるりんと鯨のウンチ

 沖縄本の編集の過程で、沖縄の芸能について書くんだったら「てるりん」は外せないよね、という声が版元から出て、調べてみたら照屋林助(てるや・りんすけ)という大衆芸能の大御所だという。ブックオフに行ったらたまたま「平成ワタブーショー」の中古が並んでいたので買ってきました。

平成ワタブーショウ

 うちなーぐち(沖縄言葉)とやまとぐち(大和言葉)を組み合わせた講談をやって、その合間に自作の曲の演奏を入れている。話は雑学の帝王のように広がって、聞けば聞くほど味が出るという感じでしょうか(解説はこちら)。

 中に「鯨糞(ぐじらぐす)は最高の貢ぎ物(うつぎむん)」という話がある。まだ琉球処分がくだる前の昔、珍しいものが見つかると首里城の王様に献上した。もっと珍しいものが見つかると中国の王様に献上した。そのうちのひとつが「鯨のウンチ」で、中国では香の原料として使われたというんです。

 普通に考えれば海中でウンチをすればバラバラに流れてしまうはずで、うそ臭い話だなと思いましたが、ググルといろいろとヒットする。実際はウンチではなくて鯨の病的由来物質のようです。結石の類いなのかもしれません。

 ところで「平成ワタブーショウ」のライナーを見ていたら、Cooperationのところに「青木 誠」という名前を発見しました。1970年代にエフエム東京(現在のTOKYO FM)を聴いていた人なら覚えがあるかも知れませんが、海外ミュージシャンの来日公演を紹介する日曜21時頃からの「ゴールデンライブステージ」で構成と案内をやっていたのが青木さん。それと、当時のお化け番組「渡辺貞夫マイディアライフ」を企画して構成していたのが青木さん。僕の中ではぐるっと回ってつながっちゃった感じがします。

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