ダルフール紛争

 国内では、横田めぐみさんの母親である早紀江さんが議会公聴会で証言したあと、ブッシュ大統領に面会したニュースが盛んに報じられています。親の力というものを改めて思い知らされます。

 ホワイトハウスのウェブを見ると、横田早紀江さんと息子(めぐみさんの弟)が単独でブッシュに会ったわけではなくて、実際には脱北者の親子と一緒だったことが分かりますし、写真は脱北者の子どものほうが大きい。詳しいところは読み取れませんが「北の被害者」という括りで捉えているのでしょう。
President Meets with North Korean Defectors and Family Members of Japanese Abducted by North Korea

 実はこの面会と同じ日に、日本のニュースにはまったく流れませんが、ブッシュはダルフール紛争の関係者と面会している。これは結構大きなニュースじゃないかと思います。
President Meets with Darfur Advocates

 半年くらい前のNHKスペシャル「アフリカ・ゼロ年」でスーダンで起こっているダルフール紛争のことがレポートされていました。ジャンジャウィードというアラブ系民兵が非アラブ系住民を大量に虐殺しているのですが、スーダン政府はジャンジャウィードを支援している。アフリカ連合(AU)が住民を守るために兵士を派遣しているものの、紛争地域が広すぎてほとんど対応できていない。国連はダルフール紛争をジェノサイド(民族浄化を目的とした大量虐殺)として認めていないため国連軍が派遣される見通しはない。スーダン一帯にはとくに資源がないためアメリカもあまり興味なし。といったような内容だったと記憶しています。

 ようやくというか、紛争解決に向けて世界は少しずつ動きだしてはいるようで、たとえば、

<NATO>ダルフール紛争への介入強化決める

 北大西洋条約機構(NATO)は28日、ソフィアで外相会議を開き、スーダン西部・ダルフール紛争への介入強化の方針を決めた。現地で平和維持活動を展開するアフリカ連合(AU)軍に対し、従来の輸送機の提供や訓練に加え、作戦計画などでの要員派遣を行うことになる。(毎日新聞)

なんてニュースが日本での扱いは小さいものの流れているし、昨日のBBC World News(ラジオ)はダルフールのことばかり取り上げていました。

 29日にアフリカ訪問に出発した小泉首相もきちんとコミットメントを表明すると同時に、日本世論も喚起してくれるといいんですが。

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