音楽家の訃音2通

 指揮者の岩城宏之さんが13日に亡くなられた。指揮者としては珍しく打楽器出身。文筆家としても才能は秀でていて、軽妙なエッセイ集を何冊もお出しになっている。どの本かに書かれていましたが、ストラビンスキーの「春の祭典」を暗譜して振ることを思い立った。この「春の祭典」っていう曲は5やら7やら9のような変則拍子が不規則に出てくる大変難しい曲で、演奏家泣かせに加えて指揮者泣かせ。それを暗譜しちゃおうってんだからさぁ大変。未完成(未暗譜)の状態で本番に臨んだら、さすがに途中で曲が止まっちゃって、お客さんに謝ってもう一度振りなおしたとか。そんなエピソードを思い出しました。

 12日、ジャズベーシストの青木智仁さんが亡くなられた。発表によれば急性心不全で49歳。若すぎる。1月には本田竹広さんが激しい闘病生活の末に亡くなられている。60歳。ジャズミュージシャンは早死にが多い気がする。生活が苛酷なんでしょう。

 ご冥福をお祈りします

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