日本語をバカにした文章

 今から3年ほど前の話。インタビュー記事を書き終えて納品。ほっと安堵のところが、数日して中間の編集プロダクションからお怒りのメール。クライアントさんから突っ返されましたという。

 クライアントのMさんが返してきたコメントを読む。

 「文章はもっと丁寧に書いてください。日本語をバカにしています

 (もしかしたら「バカ」ではなく「侮辱」か「愚弄」だったかもしれない。)

 そりゃ最初はカチンと来ましたわ。ちゃんと書いてあるでしょ、テープ起こしに近いことまでやって、誤りなく書いてんですよと、こちとらライターでメシ食ってんですから、あんたなんかに何がわかるんですか、ってね。

 ところがMさんが事細かに書いてくれたコメントを読むうちに、自分の至らなさに赤面してしまうのですね。「自分の前提を読者に押し付けない」「省略せずに丁寧に書く」などなど、的確なポイントがずらっと並んでいたわけです。

 それなりに文章はしっかりと書いていたつもりだったんですが、この一件からずいぶんと書き方・考え方を変えました(それでもクオリティはまだまだなんですが)。翻訳の仕事でも日本語のまとめ方はそれなりに変わったんじゃないかと思います。

 でもまぁほんとに、われわれフリーってのは放っておくと技術も考え方も独り善がりになってしまう。水は低きに流れますからね。「気付き」(awareness)ってのはとても大切です。気付かせてくれたMさんには本当に感謝。

| seki | permalink | フリーライター・編集 | trackbacks (0) | comments (3) |

おはようございます

なんだか難しい話ですが、商売している僕も感銘をうける部分があります
ちょっと、気をつけて改めて初心に返り接客してみようかな・・・って
思ったりしてしまいました!

早速、今日からしてみます

| 123 | 2006.11.22 Wednesday - 7:58

自分が仕事で忙しいと、おれって才能ある売れっ子なんじゃないか、と勘違いする本物のバカです(苦笑)。いやほんと、初心忘れないようにしましょう。

| seki | 2006.11.23 Thursday - 2:33

理由を説明したうえで、戻してくれるのは本当にありがたいですね。愛を感じるぐらい(笑)。カメラ系ですと「再撮」なんて事態も、とても勉強できる機会。普段一度だけのセッティングで全ておしまいの所をある程度同じ条件でもう一度トライできるのって画期的。
ただ、ありがちなことは、その経緯も知らされずにクライアントが満足しそうなところにそのまま発注が行ってしまったりすることがあったりします。
どのポイントがどう問題になったのか、どこを変えてほしいか伝えて来ないのは不思議ですが、荒波は皆さんお嫌いなようです。フリーを切るのは簡単ですからね。ダメ出ししてほしい〜と最近思うのですが、社内でダメ出ししてしまったヨ昨日。

| ida@M2 | 2006.11.23 Thursday - 23:36
 









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