県民の判断はどっち

 日曜日に沖縄県知事選があります。社民、社大、共産、民主、自由連合、新党日本、国民新党が推薦する糸数 慶子候補と、自民、公明が推薦する仲井真 弘多多候補の一騎打ち(ほかにも候補者がいるのかもしれませんが報道されません)。

 糸数候補は反戦・反米・反基地を強烈に唱える活動家で、政府とは真っ向から対立する県政を執ると言われています。仲井真候補も反基地ですが、政府との調整をある程度は模索するとみられています。

 どちらが知事に選ばれるのか分かりません。判断するのは沖縄県民ですから。たとえば、普天間飛行場返還問題と辺野古沖代替ヘリポート問題は膠着したままか先に進むのか...

 「沖縄アーカイブス写真集」を編集して以来、沖縄のことがいつも少しは気になっているんです。

[06.11.19 21:41]
糸数慶子  無・新 33,044
屋良朝助  諸・新  415
仲井真弘多 無・新 31,743

[06.11.19 22:11 38.20%]
糸数 慶子 無・新 124,147
屋良 朝助 諸・新 2,260
仲井真弘多 無・新 129,003

[06.11.20 22:28 40.73% ]
糸数 慶子 無・新 133,118
屋良 朝助 諸・新 2,316
仲井真弘多 無・新 136,706

[06.11.20 22:32 48.57% ]
糸数 慶子 無・新 157,389
屋良 朝助 諸・新 2,973
仲井真弘多 無・新 163,915

[06.11.20 22:36 76.03%]
糸数 慶子 無・新 243,806
屋良 朝助 諸・新 3,411
仲井真弘多 無・新 260,680(当確)

[06.11.20 22:38 82.73% ]
糸数 慶子 無・新 263,897
屋良 朝助 諸・新 3,603
仲井真弘多 無・新 285,102(当確)

[06.11.20 22:41 86.00% ]
糸数 慶子 無・新 275,892
屋良 朝助 諸・新 4,045
仲井真弘多 無・新 294,495(当確)

[06.11.20 22:46 87.73%]
糸数 慶子 無・新 280,728
屋良 朝助 諸・新 4,088
仲井真弘多 無・新 301,096(当確)

[06.11.20 23:10 98.85%]
糸数 慶子 無・新 307,222
屋良 朝助 諸・新 6,072
仲井真弘多 無・新 343,803(当確)

[06.11.20 23:38 100.00%]
仲井真弘多 無・新 347,303(当選)
糸数 慶子 無・新 309,985
屋良 朝助 諸・新 6,220

数字は沖縄タイムスから。

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沖縄そばの日

 明日10月17日は「沖縄そばの日」なんだそうです。蕎麦粉を使っていないという理由から、たとえ伝統であってもそのような呼称はまかりならんと、かつて公正取引委員会がクレームをつけたというから野暮な話じゃありませんか。(ラーメンの別称である「中華ソバ」とか「支那ソバ」はどうなるの?)

 関係者の努力が実って「沖縄そば」の呼び方が認められたのが昭和52年の10月17日だとか。明日沖縄県内ではいろいろサービスがあるようですが、さすがに行くのは無理なので、目黒方面で沖縄そばを食すとしますか(笑)。

 ところで11月19日は沖縄県知事選。ふたりの候補者が出ているようですが、両陣営ともに普天間飛行場の早期返還を訴えながら、移設先のキャンプシュワブ代替V字滑走路は反対。県外移設を切望する気持ちは分かるけど、これじゃあデッドロック状態でいつまで経っても埒があかないんじゃないんじゃ? (仮に賛成の候補者が出たところで当選しないでしょうし)

 まぁ、北朝鮮に対処する目的で配備が進められている米軍のパトリオットミサイル問題含めて、本土の人間が頭だけで考えたことをあまり軽々に言わないほうがいいと思うので、このへんで。

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「島の時間」

 山下恒夫さんというカメラマンの「島の時間」という写真集を買ったんだけど、これね、とてもお薦め。なんというか写真がとても柔らかいのね。ネガカラーで写されているせいもあるんだろうけど、多分山下さんの心が完全に開ききっているんだろうと思う。僕は離島には行ったことがないんだけど、写真から島のゆったりとした時間の流れが伝わってくるから不思議。

 沖縄や離島の写真というと青い空に紺碧の海が定番だけど、ポジで撮られたイメージどおりの写真はカリカリしていてい実のところ見ていて疲れるし飽きる。以前、沖縄本島の取材の折りに撮ってアップした写真からも分かるように、僕はイメージどおりの写真って撮ろうとは思わない(仕事を除く)。だからこういう写真を撮っている人がいると安心する。

 山下さんのウェブからメールで注文するとオリジナルプリントの特典付き。mixiでご本人の日記を読むとかなりの赤字で大変のようですけど。

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「沖縄アーカイブス写真集」

 昨年の夏から企画は動き始めたものの、途中、もろもろのハプニングがあって完成までずいぶんと時間がかかってしまった「沖縄アーカイブス写真集」が、ようやく刊行となりました。沖縄の一世紀を500点ほどの写真と読み応えのあるキャプションで辿っています。

okinawa_archives.jpg

 取次に納入された段階のようで、書店に並ぶのは数日後になると思います(amazonには在庫があるようですが)。

 早くも若干のミスが…。読者の感想も気になるところです。ともあれ、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

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沖縄本

 火曜に最終入稿するとのこと。細かい事務処理が残っているけど、まぁやっと終わるわけね。それにしても長かった・つらかった(遠い目…)

辺戸

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念願の沖縄そばにありつく

 今日は日帰り取材で高崎市群馬町に行ってきた。平成の合併が行われる前は「群馬県・群馬郡・群馬町」という地名で、群馬が三つも付いていたが、今は「群馬県・高崎市・群馬町」である。

 県道を走っていたら「沖縄料理」の看板が目に入った。店のたたずまいから、お、なんとなく美味しそう、と直感し、お昼は時間がなかったので夕方に行った。

 さてその味だが、だしの透明感がやや弱いが、本土で食べる沖縄そばとしては合格点じゃないだろうか。麺は豊見城から仕入れているようで、いかにも沖縄そばの食感だ。ただ、薬味のフーチバー(よもぎ)がないのが残念。あと、割り箸は丸ではなく角にして欲しい。麺が滑る。

 先日、高崎駅近くでビジネスホテルに泊まったときに、夕食を外で摂ろうと思って近所を歩くと、沖縄料理のメニューが出た一見こぎれいそうな飲み屋を見つけて入ったことがある。しかし味はイマイチどころかイマナナくらいで、マスターに聞いたら高崎生まれの高崎育ちというじゃないか。ずいぶんとがっかりして、しかも、オリオンビールも含めて3,000円以上請求されたときは、顔で笑って心で悔やんだ。

 今日見つけた「沖縄食堂 ちゃんぷるー」は合格である。これからしばらく続く取材に、楽しみがひとつできた。(最近は忙しすぎてほかに楽しみがない)

okinawasoba.jpg

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八重商応援団

 こないだ書いた八重山商工の劇的な逆転勝ちの件で、沖縄のライターさんからメールが届いた。

沖縄は甲子園で盛り上がっているなんてものではありません。
沖縄全体がもう八重商工の応援団ですよ。

その日は沖縄では旧盆の最終日で、
普通なら夕方からエイサーが道を練り歩くのに
この日は試合が終わった9時ごろから始まりました。

夕方からは親戚回りをしようと思っていたけど
早めに3軒ほどを一気に周り、
線香に火をつけ手を合わせて
ゆっくりする暇もなく急いで実家に戻りました。

野球が終わるまでウークイ(送り火)の準備もできず、
いつもより2時間は遅れてウークイは始まりました。

今年のチームは強いのかもしれないと
沖縄県民は期待しています。

 沖縄とか北海道とか、暑さや雪など練習にハンディのある地域をついつい応援したくなっちゃいますね。

 昨日はオシムジャパンで我那覇選手が、沖縄出身として初めて代表のピッチに。こちらも活躍に期待。

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中城の廃墟

 世界遺産に指定されている中城城跡ですが、公園入り口に近い裏門から入って、三の郭、二の郭、一の郭と進み、表門を出たさらに奥のほうに、なんとも奇妙で不気味な廃墟がたたずんでいます。

中城 廃墟

 なんでも海洋博覧会の近辺に観光客をあてこんで作られたホテルらしいのですが、夜になると何かが見えるというウワサが立って、客足が遠のき廃業。

 その後、城跡が世界遺産に登録されることになって、今度はホテル主(地主)と行政側との間の補償話がこじれたらしく、地主側は見せ付けるためにわざと取り壊さずに残してあるようです。

 とにかく巨大な建物で、写真は広角でパースがついているから分かりにくいかと思いますが、隣りの山までずーっと延びている。20メートルほど入りましたけど、気味が悪いんで引き返しました(本当は立ち入り禁止です)。

 入り口には「中国粉砕」などと物騒な言葉が書かれている(沖縄の人が靖国問題をどう考えているかは知りません)。この廃墟のことを書いている他のウェブを見ると、この看板がない写真もあるので、今も誰かが来て取り付けているようです。それとも夜になると何かが出てきて…。

 中城城跡は戦前には中城村の役場が置かれ、戦後は遊園地が作られて沖縄県内有数のレジャー施設になっていました。詳しくは今度出る本をどうぞ(って、いつ出るの??)。

中城 廃墟

 スキャナを最大解像度にした約2500万画素相当のピクセル等倍。ちょっとお遊び。

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たとえば永住とかどう?

 上大岡の地価の三分の一。ちょっと(だいぶ)暑いけど、のんびりしてて、メシも美味くて、きれいなネーちゃんもいる(かもしれない)沖縄はいかが?(笑)

沖縄市胡屋
GR1+ELITE CHROME

 団塊族の引退を見据えて永住本も増えてきたけど、旦那は会社勤めのストレスから解放されたいせいか田舎志向の一方で、奥さんは利便性の高い都会志向だそうで、団塊別居(笑)なんてのが増えたりしてね。あいだを取って「トカイナカ」という言葉まで生まれているらしい。

 でも翻訳だけならインターネットさえあればどこに住んだって仕事ができるんだよね。ライターはマーケットが東京集中だから難しいけど。

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慰霊の日

 6月23日は沖縄慰霊の日だそうです。8月6日、9日、15日はもちろん知っていましたが、この慰霊の日の存在は沖縄の本を担当するまで知りませんでした。日本人として恥ずかしい限りです。

 首里城の地下に司令部を掘っていた第32軍は追い詰められて糸満市の満文仁(まぶに)に敗走し、最後に牛島司令官が自殺して組織的な戦闘が終結した日が6月23日です。

 満文仁にある平和の礎(いしじ)に犠牲者の名前が刻まれています。今日現在で240,383人

 広島の原爆名簿が今年5月の時点で242,437人、長崎の原爆名簿が137,339人、東京大空襲が約100,000人。沖縄戦の死者は広島原爆と同じなんです。そのうちおよそ半数が民間人といわれています。

 地上戦の凄惨さは空襲の比ではないそうです。読んだり聞いたりしたエピソードは胸が痛くなるものばかりです。

 たとえば平和祈念資料館が発行している総合案内の中にこんな一文があります。

「避難民のなかに子持ちの女の人がいました。2才くらいになる男の子が泣きわめくものだから兵隊が怒って叱り付けたんです。それでも子どもは泣き止まない。そしたらね、そのお母さんは子どもを連れて出て行ったんです……しばらくしたらお母さんひとりだけで帰ってきたんですよ…誰も訊こうとはしませんでした…」

 4月に読谷に米軍が上陸して6月下旬まで戦闘をしています。高温の梅雨の季節。死体はすぐに腐る。あまりに臭いのでフーチバー(よもぎ)の葉を鼻に詰めていたとか、壕(ガマ)に集団で避難しても排泄はその中でしていたとか、女学生に負傷兵の腕や足を麻酔なしで切断させていたとか、とにかく想像の域を超えています。

 日本の今の繁栄が多くの犠牲と苦痛の上に成り立っていることを忘れてはならないと、あらためて思います。

平和の礎

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コダクローム買います

 この写真、昭和30年頃の沖縄(那覇?)である。時期はおそらく正月。戦後直後は子どもたちは全員が裸足だったけれど、この写真ではみんな靴を履いているので、少しずつモノが手に入るようになっていた頃の様子だろう。それでも、かき氷は晴れの日のご馳走だったに違いない。

 驚くべきはコダクロームの保存性と色の再現性。50年前の写真ですよと見せられて何人の人が信じるだろう。昭和を再現した映画のセットをデジカメで写したものなんです、と説明したほうが信じてもらえるかもしれない。スライドをルーペで覗いても、スキャナで読み込んでも、本当にきれい(これはほとんど補正していない)。

 このほかに30枚ほどのスライドをそれなりのお金を出して手に入れた。何年かかけて昭和のコダクロームをコレクションしようかなと思ってもみたりして(泥沼?)。どなたか押入れに眠っていませんか?

コダクローム 沖縄

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辺戸岬から

 10日のNHK「日本のこれから」は沖縄本を担当する以上は外せない番組でした。テーマは「米軍基地について考えたことはありますか」。日本の国土の0.6%の面積の沖縄県に、日本中の米軍施設の75%が集中しているという現実を踏まえた上で、アメリカの再編等も絡めて、額賀防衛庁長官も参加する中でのディスカッション。

 沖縄からの参加者の悲痛な叫びともとれる「本土の人間には我々の苦悩はまったく届いていない」という声はそのとおりだと思いますが、「ヌカガにクギ」で、政治家を含めて伝わらんでしょうね。

 残念ながら本土側からの参加者の一部はおそらく左翼(朝日新聞的に書くと市民運動家)で人選に誤りがあるような印象を持ちました。独研の青山繁晴さんあたりを呼んで欲しかったね。

 長い番組だったのでまだ全部は観てません。録画したんであとでゆっくりと。実はその前に、8日「負担は軽減されるのか~基地の町からの報告~」、9日「加速する一体化」というNHKスペシャルが組まれています。こちらもあとでゆっくりと。

 写真は沖縄本島最北端の辺戸(へど)岬に建っている石碑です。過度のイデオロギーを避けながらも、何かを伝えられるような本ができればいいと思っています。

辺戸岬

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沖縄時間が地球を救う

 沖縄の人の時間は東京の人の時間よりもゆっくり流れているという話を聞く。「沖縄時間」(うちなータイム)とか「島時間」と呼ぶのだそうだ。

 その理由はいろいろとあるんだろうけど、「暑さ」のせいが大きいんじゃないんだろうか。沖縄の夏(というか冬以外)はあまりに暑いので、体内の発熱をなるべく抑えるためにゆっくりと歩く。休み休みゆっくりと行動する。DNAの中にそういう感覚が組み込まれているのかもしれない。

 もしそうだとすると、ドッグイヤーであくせく働いて、エネルギーを浪費して二酸化炭素を大量に排出し、地球温暖化で平均気温を上昇させた結果、100年後くらいには世界中の人々がみんな沖縄時間になってゆっくりと行動するようになるかもしれないね。

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沖縄って広いんだね

 二日目

 午後、今帰仁(なきじん)村と名護市へ。見込みより早めに終わったので本部(もとぶ)町まで行って「美ら海水族館」で息抜き。夕方のエサの時間にちょうどあたって、撒かれたエサをジンベイザメが真空掃除機のように吸い込む様子とか、底のエイがイカを探してワサワサ動くところが見られて面白かった。

 そのまま帰ればいいものを、土地勘のない北部について位置関係や街の様子程度は知っておこうと、大宜味(おおぎみ)村、国頭(くにがみ)村、東(ひがし:宮里愛ちゃんの自宅がある)村を廻るルートを選択。ところがこれが遠くてまいった(トホホ)。とくに東村側の帰り道はワイディングの連続で、まさか沖縄で箱根走りをするとは思わなかったヨ。沖縄北部って何にもないのね。ホテルに着いたのは23時過ぎ。300キロ以上走ったかも。

 ということで、本島最北端の辺戸(へど)岬を訪れて、ヘドヘドになったのでありました。

美ら海

美ら海

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相手の表情は自分の鏡

 今日取材で那覇をうろうろと廻っていたんですが、今までどうってことなかった沖縄の女性が美人に見えるようになってきた(笑)。

 永 六輔さんによると、本土の人のみが罹る「沖縄病」という病気があるのだそうで、病気がいつの間にか潜伏していたんでしょうか? いえいえ、そうじゃないようです。

 沖縄の女性の顔付きって、少しきついというか無表情のところがあって、なんとなく不機嫌なように思える。だから、こちらもなんとなくガードをかけてしまうんですね。ところがそれは大いなる勘違いで、少しでも話し掛ければ途端に相好を崩していろいろと受け答えをしてくれるし、親切にいろいろ教えてくれる。そういう当たり前のことが5回目の訪沖でようやく分かってきたようです。

 そんなこんなで、今日は某レンタカー事務所にいる赤嶺さん♀の勝手ファンクラブ会長になりました(笑)。

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那覇から

こちらに着いたら台風のような大雨。雨がほぼ上がった夕方は少し気温が下がり、アロハじゃ風邪引きそう。体力つけるためにフーチバー(よもぎ)入りのソーキそば大盛りを食べる。

取材の過程で、昭和26年頃の朝鮮戦争特需でライカIIIfを買い、当時のコダクローム(ASA10)で沖縄を撮影していた人にたどり着いたんですが、キャパインカラーじゃないけど、恐ろしいほどの色が残ってて驚き。現像はハワイに送っていたそうです。

昔のコダクロームのほうが今のKR/PKRよりも発色的に美しいと思うんだけど、もう復刻はされないんだろうね。

もう一人、貴重な資料や貨幣を約10万点集めているコレクターにたどり着いて、まったくの飛び込みなのに自宅のコレクションルームを見せてもらいました。何があるか書けないけど、あんぐりの連続。

さて、オリオンビールでも買って来ますか。

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てるりんと鯨のウンチ

 沖縄本の編集の過程で、沖縄の芸能について書くんだったら「てるりん」は外せないよね、という声が版元から出て、調べてみたら照屋林助(てるや・りんすけ)という大衆芸能の大御所だという。ブックオフに行ったらたまたま「平成ワタブーショー」の中古が並んでいたので買ってきました。

平成ワタブーショウ

 うちなーぐち(沖縄言葉)とやまとぐち(大和言葉)を組み合わせた講談をやって、その合間に自作の曲の演奏を入れている。話は雑学の帝王のように広がって、聞けば聞くほど味が出るという感じでしょうか(解説はこちら)。

 中に「鯨糞(ぐじらぐす)は最高の貢ぎ物(うつぎむん)」という話がある。まだ琉球処分がくだる前の昔、珍しいものが見つかると首里城の王様に献上した。もっと珍しいものが見つかると中国の王様に献上した。そのうちのひとつが「鯨のウンチ」で、中国では香の原料として使われたというんです。

 普通に考えれば海中でウンチをすればバラバラに流れてしまうはずで、うそ臭い話だなと思いましたが、ググルといろいろとヒットする。実際はウンチではなくて鯨の病的由来物質のようです。結石の類いなのかもしれません。

 ところで「平成ワタブーショウ」のライナーを見ていたら、Cooperationのところに「青木 誠」という名前を発見しました。1970年代にエフエム東京(現在のTOKYO FM)を聴いていた人なら覚えがあるかも知れませんが、海外ミュージシャンの来日公演を紹介する日曜21時頃からの「ゴールデンライブステージ」で構成と案内をやっていたのが青木さん。それと、当時のお化け番組「渡辺貞夫マイディアライフ」を企画して構成していたのが青木さん。僕の中ではぐるっと回ってつながっちゃった感じがします。

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「重い」本

 沖縄本の編集のために、那覇市内の数件の書店を廻って沖縄に関する本を2万円近く買ってきた。持ってきた現金がほとんどなくなってしまった。それに、とにかく重い。

 重いのは本の重量だけではなくて、実のところ中身も「重い」。

 本を読んで(予想以上の事実を)知ったのだけれど、沖縄はさまざまな歴史の波に翻弄されてきた。明治時代の琉球処分に始まって、太平洋戦争での米軍侵攻、戦後の米国による統制、日本への返還、基地問題など、ありとあらゆる苦難を乗り越えてきた経緯を持っている。

 なので「うちなんちゅー」(沖縄の人)が書いた沖縄の本を、僕のような「ないちゃー」(本土の人間)が読むと、正直なところ引いてしまうくらいに「重い」のである。歴史に振り回され、戦争や基地問題で蹂躙されてきた気持ちは、頭では分かっても体では僕には分からない。けれども沖縄の人にとっては基地がなくなるまで闘いは終わらない。

 一方で、数年前から始まった沖縄ブームで東京の書店には沖縄本があふれているが、どの本もたいていが「軽い」。なので、うちなんちゅーの人からすると当然不満も多いようだ。

 沖縄本を作るということが、本の「重さ・軽さ」を設定する役割りを担うということだとすると、これはなかなか大変な作業だわね。

追:国際通りの酒店でお勧めと言われて買ってきた古酒「琉刻」は、ちとクセがきつ過ぎました。

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沖縄3回目

 かなり面倒な仕事を頼まれまして、来月の初旬にまた沖縄に行くことになりました。(疑惑のヒルズ方面とは関係ない仕事ですので念のため。カプセルホテルにも泊まりませんので念のため。)

 別の担当者が書籍の編集作業を途中でほっぽりだしてしまったのですが、とにかく早く発刊したいという出版社側の要請で、後始末してきて欲しいと僕に白羽の矢が立ちました。信頼していただけるのはありがたいのですが、正直なところ大変だなぁという感じ。

 今回は半日くらいはフリーになれそうな時間があるので、さて、どのカメラを持っていこうかと今から思案中。別の仕事用に店舗写真と料理写真が必要なんですが、デジだと荷物が増えるんで、ライカ+ポジの軽装パターンで済ませられないかテストしてみようと思っています。

 最大の心配は手配してもらっている航空会社です。どうか内紛のJALに当たりませんように(笑)。

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