本屋で本を買う

 本屋で欲しい本を見つけると、書名を携帯に入力しておき、帰ってからamazonでポチクリとやることが多かった。最近はポイントも付くしね。

 だけどちょっと待てよ、大切なことを忘れてやしないかい、と思い直した。

 わずか一冊の本を僕の家に届けてくれるために宅配のトラックが動く。フードマイレージならぬ、ブックマイレージだ。梱包材だって使われる。ポストに入らない場合に不在だと、またトラックが動くことになる。そんなにまでしてインターネットで何もかも買う必要があるのだろうか。

 なので、今日は地元の本屋で買った。江成常夫氏の「生と死の時」と、川内倫子さんの「the eyes, the ears,」の2冊の写真集だ。ブックマイレージは取次から書店へのまとまった配送に含まれるだけだから小さくて済んだはず。

 帰ってから「生と死の時」を読む。癌で逝った父親の闘病の気持ちを想いながら、フリーランスとしての自分の行く末を想いながら、江成氏の写真と言葉の力に感服しながら。

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