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ローキーな写真

  • 2007.11.04 Sunday - 12:48
 考えを少しばかり整理してみようと、写真関係の本やインターネットを調べてみたところ、ローキーな写真とは、

全体に黒のトーンが多いが、(わずかに)ハイライトを生かした/残した写真


という定義と、

全体に黒のトーンが多く、ハイライトがほとんどない低コントラストな写真


という定義のふたつが見られます。

 僕はずっと後者で捉えていましたが、前者の考え方を書いているサイトや本のほうが多いのは意外でした。

 ただ、きちんとハイライトが残っていては、low-keyという英語の言葉にしっくり来ないように思います。low-keyのニュアンスは、少しばかり大きな英和辞典でkeyを引いてみると分かります(研究社の英和大辞典)。

8. (声の)調子、トーン;(思想・表現などの)調子、様式、基調:in a minor ~ 沈んだ調子[悲しそうな語調]で / speak in a high [low] ~ 高い[低い]調子で話す、調子を高めて[下げて]話す
10. 〔写真〕(写真画像の)明暗の調子の分布: →high-key, low-key


 要は、ハイライトが残っていたり、コントラストが強いままでは、陰鬱で沈んだ気分・調子を醸し出すことは難しいのではないかと思うわけです。

 写真家でいうと金村修的なイメージでしょうか。逆にハイキーは川内倫子とか先日都写美でやっていた鈴木理策の桜とか。

 なお、ローキーを技術的にどう撮るか、という次の段階の課題に対して、意図的に露出アンダーで撮る、と単純に書かれている解説もありますが、それは正確ではないように思います。暗いものを暗く撮る(+焼く)、という感じかな、自分テキには。

 と偉そうなことを書きつつ今週はテンパっているので、まだ手を出せませんが。

 もちろん、解釈と表現方法は人それぞれあるべきと思います。以上はあくまで考え方の整理として。

Comments:4

dannna_o 2007/11/04 01:41 PM
ローキーの定義は冒頭の「全体に黒のトーンが多いが、(わずかに)ハイライトを生かした/残した写真」で正解です。もっとも誰かが「ローキー」と言った場合にそういう意味で言っているかどうかは別ですが。
ハイキーもまた同様でしょう。
PLIE 2007/11/04 06:38 PM
関さん参考になりました。
私としては その時に与える照明の明るさとしてグレエカードで
適切(18%グレエ)となるような基準光に対して
更に暗い照明で カメラマンの感性にマッチするような撮影を
ローキー写真と呼ぶ のかなぁって思っていました。
dojou7 2007/11/04 10:45 PM
ローキーもハイキーもハイライト部、シャドウー部がそれぞれ残っていることがポイントです。dannna_o氏の見解が正解!
主たるキーが低い方に寄っているからローキーです。
しかしながら、権威なんていう物を無視した作品もありですから、自由な解釈でもだめですとはいえないところもありますね^^:
せき 2007/11/05 02:36 AM
うーむ、また悩み始めました。
月例の応募作品を見るに、ハイライトをどこまで入れるか、コントラストをどうコントロールするかというのは、人それぞれ解釈が違う感じですね。
あんまり考えると撮れなくなっちゃうんで、ま、自分なりにやってみます。
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