昭和・イン・コダクローム

日劇

 依然として戦後のカラー写真(コダクローム)の収集を細々と続けています。上の写真は1959年頃の旧日劇。今の有楽町マリオンのところにありました。手前側の道路に路面電車の線路が見えます。
 サンフランシスコ講和条約から7年ほどが経ち、日本が本格的な成長期に入る時期です。もちろん僕は実風景としては記憶にありませんが。

 戦後のカラー写真は珍しいことは珍しいのですが、皆無というわけではありません。備忘録代わりに類書をリストアップしておきます。行きがかり上、この6冊は全部集めました。

◆カラー新発見/アメリカ人の見た日本/1945-1951(毎日新聞社)
占領中。

◆マッカーサーの見た焼跡(文芸春秋)
昭和天皇とマッカーサーが並んで写っている有名な写真を撮った従軍カメラマン、フェーレイスの写真を集めた写真集。前書きでこんなことを書いている。「露出計はほとんど使いませんでした。自分の光に対する感覚には自信がありました。だから、露出計などというものには、あまり期待していなかったのです」。

◆決定版昭和史/別巻II/アメリカ兵の見た占領日本(毎日新聞社)
次の「スティールコレクション」が出る前に出版された。

◆カラーでよみがえる/ニッポン60年前/スティールコレクション(毎日新聞社)
元官房長官の細田博之の呼びかけで、米国のスティール氏が退役軍人から集めた写真。

◆GHQカメラマンが撮った/戦後ニッポン(アーカイブス出版)
GHQ専属カメラマン、ディミトリー・ボーアの写真。なぜかamazonでは取扱いができなくなっている。写真は一級品。

◆続・GHQカメラマンが撮った/戦後ニッポン(アーカイブス出版)

 この亜ー怪ブス出版は、1月に(計画?)倒産した某出版社の業務を引き継いだいわく付きの出版社であるけれど、変なことを書くと威力業務妨害とか言われそうなのでむにゃむにゃ。編著者の杉田米行先生とは以前情報関係の本作りでお世話になったことがあって、こんなところで名前を見かけるとは、またなんたる偶然というか。

 以下はコダクローム25で作られた写真集。写真はどれもきれいなのですが、さすがに値段が高くて買えません。

◆発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 路面電車編(JTBパブリッシング)

◆発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 東日本私鉄編(JTBパブリッシング)

◆発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 西日本私鉄編(JTBパブリッシング)

◆発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 国鉄編(JTBパブリッシング)

◆昭和30年代乗物のある風景東日本編(JTBパブリッシング)

◆昭和30年代乗物のある風景西日本編(JTBパブリッシング)

◆発掘カラー写真 昭和30年代バス黄金時代(JTBパブリッシング)

◆発掘カラー写真 続・昭和30年代バス黄金時代(JTBパブリッシング)

◆発掘カラー写真 昭和40年代バス浪漫時代(JTBパブリッシング)

◆総天然色のタイムマシーン 改訂新版―フルカラーでよみがえる地方私鉄の黄金時代(ネコ・パブリッシング)
コダクロームIIに関する付録章が付いているらしい。

 鉄道関係はほかにもいろいろ出ていますが、たいていはモノクロと一緒に掲載されていて、カラーだけを取り上げたものは以上くらいでしょう。クルマ関係もあったように記憶していますが、検索で見当たらず。

 集めたスライドの整理がつきません。どうしようかな。

| seki | permalink | 日々のこと | trackbacks (0) | comments (1) |

「3丁目の夕日」みたいな銀座ですね。
本当にこういうふうだったんだ。

| とりこ | 2007.08.22 水曜日 - 2:06
 









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