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ピンぼけ治します。

  • 2008.04.04 Friday - 01:44
 誰もブログで取り上げないんだけど。

IDFでフォーカス範囲・位置を後からコントロールできるソフトウェア技術が披露

 米Intelが上海で開催しているSpring Intel Developers Forum 2008の基調講演で、「Wavelet Relighting」という技術を用い、ボケた写真から本来のディテールを作り出すという技術がデモンストレーションされた。

 デモを行なったのは米Refocus Imaging創業者で中国人のRen Ng氏。

 Light Field Photographyと名付けられた技術は、写真データから光跡を追い、本来そこにある被写体の姿を演算で求めるというもの。光学的なボケは、実際には周囲の光と混ざり合っているだけで、完全に情報が失われているわけではない。複数の微妙に違う視点からの像から分析処理を行うことで、復元が可能だという。


 詳しい原理はスタンフォード大在学時の論文「Light Field Photography with a Hand-Held Plenoptic Camera」を。中国発だから偽装とかいうオチかと思ったけど、そうではないらしい。斜め読みじゃよく分からんけど、マクロレンズアレイを使ったトンボの眼のような仕組みなのかな。

コメント:7

dojou7 2008/04/04 04:45
一昨年adobeの副社長が来日したとき、ある会で見せてくれた技術が
米Refocus Imaging社のサイトに載っている画像と同じでした。

複眼レンズで撮影しておりました。
numata 2008/04/04 09:47
す、凄い!なんか映画でよく見るボケた写真を鮮明に
なんてのが身近な存在になるということなのでしょうか。
白ヒゲ 2008/04/04 10:39
hiraxさんが数年前にそのことを書いていたような気が・・・
ブレ同様、回復可能のようですね。
100%とまでは、いかないだろうけど。
せき 2008/04/04 10:48
dojou7さま、
 論文の画像を見てふと思ったんですけど、トンボって、こういう世界を見ているんでしょうかね

numataさま、
 カシオの秒間60コマのデジカメと組み合わせたら、もうカメラマンなんて...(以下自粛)

白ヒゲさま、
 任意の画像からボケを回復してくれるというよりも、最初から奥行き情報が含まれた画像を撮影しておくという原理のようです。
 自分のボケも治して欲しい(オチはそこか!)
gramercy 2008/04/05 18:30
それすごいですね。
治した後の画像は自然に見えるのかな?
でも、撮影後の作業が面倒なのは嫌かもー。
そういう技術者がそのうち登場するんでしょうか。
せき 2008/04/05 23:55
gramercyさま、
 ここでデモが見られます。
http://www.refocusimaging.com/gallery/
 たぶん将来はLSI化されてストレスなく処理できるようになるのではないでしょうか。
gramercy 2008/04/06 00:43
ほんとだー。面白いですね。
ビデオのような?
カメラのピント合わせ機能そのままのような?
アートなど、さまざまな用途が出てきそうですね。
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