Home > 生物多様性基本法

生物多様性基本法

  • 2008.05.29 Thursday - 01:18
WWFのニュースページから魚拓代わりに。

 5月22日、衆議院本会議で与野党の賛成によって、生物多様性基本法案が可決。27日の参議院環境委員会での質疑と、28日の参院本会議での可決を経て、生物多様性基本法が成立しました。

 この基本法は当初、WWFジャパンを含む44の国内の自然保護団体が結成した「野生生物保護法制定をめざす全国ネットワーク」が、長年成立を求め、2003年にその原案を各政党の国会議員に提案していたものです。

 今回成立した「生物多様性基本法」は、これまでの日本に無かった、野生生物や生息環境、生態系全体のつながりを含めて保全する、初めての法律です。

 生物多様性基本法は、自然保護にかかわる法律の上位に位置する「理念法」であり、各法律の施行状況を確認し、必要であればその改正や状況の改善を求めることができます。

 理念を示した基本法ではありますが、画期的なその内容が、日本の自然保護の歴史における、大きな足跡となることは間違いありません。

  「生物多様性基本法」が理念に終始して終わるのか、実際の保全活動に役立てられるのか、それはこれからの日本の取り組みにかかっています。


コメント:2

C.C. 2008/05/29 02:09
極端な話ネコも外来種なんですけど真剣に扱われる事は無いでしょうね(笑
鮎釣りも虹鱒も御法度になったりして(笑

知床の200基以上有る堰堤を壊したりと言った事は後回しになるでしょうからまぁ極めて歩幅の短い一歩でしょうw
進まないよりは良いけどね^^;;
せき 2008/05/29 10:38
C.C.さま
 民主党が起案して超党派で議員立法としてまとめたようですが(ミンスもたまにはいいことをする)、実効ある政策が行なわれるかどうかは有権者がきちんと見なければならんでしょう。

 生物に限らず、文化・人種・思想などの多様性が世界で失われつつあることも危惧されますけどね。
Comment Form
情報をcookieに保存する

Home > 生物多様性基本法

Search
Feeds

Page Top