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甘露

  • 2008.10.15 Wednesday - 15:22
 九重連山を扱ったNHKの「新日本紀行ふたたび」を観ていたら、「坊がつる讃歌」を作詞し今では70歳を過ぎた元登山家が九重の山小屋を再訪してビールを口にしたときに「かんろ・かんろ」と呟いたのが聞き取れて、脳の奥で眠っていたシナプスの目が覚めた。

 もはや死語になりかけている甘くて美味な飲み物を表す「甘露」という日本語を耳にしたのは何年ぶりだろう。そもそも誰に教わったかすら覚えていない。漱石あたりの本で読んだのか父親に聞いたのか。

 ビールは特段甘い飲み物ではないからこの老人の用法が正しいのかどうか分からないけれど、ボキャ貧が「あー、うめぇ」とグラスを傾けるよりも、なにかとても叙情的であるな。一度使ってみたい言葉だ。

コメント:3

dojou7 2008/10/15 17:49
高校生くらいの頃よく使っていたような気が、
きっと国語科なんかの時間で出てきたのを、まねてみたのでしょうね^^;
たまに聞く言葉で、決して死語にはなっていないのではないかな〜。
プチぞう 2008/10/15 19:37
恥ずかしながら知りませんでした。
甘露飴の元なんですよね。
関係ないけど、「散髪」という言葉が好きです。
髪を散らす=髪を切るって、日本語って美しいですよね。
せき 2008/10/15 22:15
dojou7さま、
 さすが年の功ですね(^^;
 今度「かんろ・かんろ」を合言葉に乾杯しましょう

プチぞうさま、
 いろいろな言葉が失われつつありますね。
 時代とともに仕方がないんでしょうけど。
 漱石あたりの時代から昭和中期あたりまでの小説を読むと知らない言葉や用法にめぐり合えて嬉しくなります。
 先日読んだ清張の「砂の器」では、「はかがいかない」(=はかどらない)という言葉が多用されていました。
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