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EPSON PX-5V(その2)

  • 2011.02.06 Sunday 23:18
 昨日書いたブロガー交流イベントのおまけネタ。

 エプソンの新しい顔料プリンタPX-5Vですが、海外では「Stylus Photo R3000」という型番で展開される模様です。

 開発責任者のかたに、日本と海外とでモデルを分けている理由を伺ったのですが、メモを取らなかったのですっかり忘れてしまいました(www)。ドライバはだいぶ共通化を図っているとのこと。

 ちなみに、
PX-5500 → Stylus Photo R2400
PX-5800 → Stylus Photo R3800
といった対応になります。ただし、インクカートリッジは日本と海外とで互換性がないようなので並行モノは注意。

 で、PX-5Vの海外モデルであるStylus Photo R3000の出荷後に、おそらくですが、R3000用に「Piezography Neutral K7」というモノクロインクカートリッジが登場すると思います。

 Piezography K7インクは、8色(8レベルの濃さ)の黒とグレーで構成されたマットブラックインクで、カラーインクを使わないため完璧なモノクロプリントが得られるとして、欧米のファインアート市場で使われています。その際、プリントにはエプソンのドライバではなくて「QuadTone RIP」というアプリケーションを使用します。ここら辺のことは、現在放置中のモノクロデジタル暗室にずいぶん前に書いたのでご覧になってください。

 モノクロのファインアート系をやっている人にとっては、PX-5Vの買い替えに伴って市場に出回るであろう中古のPX-5500/5600+Piezography K7が狙い目かもしれません。

 なので、PX-5Vを買い増しして、現役のPX-5500にPiezography K7を装填してモノクロ専用機とするオプションもあるなぁ、とか贅沢な案を考えてみたりしています。どなたかオリジナルプリントを30万円くらいで買ってくれませんか?(笑)

Comments:2
DPstyle 2011/02/07 08:58 PM
手法がなんであれ、写真家がエディションを区切って世に出したプリントが「作品」なんだという認識を広めないといけませんね。
ユキヒロ 2011/02/07 10:41 PM
DPstyleさん、
 デジタルのエディション管理は面倒です。

 データをギャラリーが管理するとか、プリントパラメータを一意に決めて正しく記録しておくとか、米国ではいろいろとルールが決まっているようです。日本はまだ時間がかかるんじゃないんでしょうか。
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