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Kindle Paperwhiteで右綴じ

  • 2012.11.25 Sunday 20:20
 いわゆる「自炊」ファイルをKindle Paperwhiteで右綴じ開きする方法が判ったので、忘れないように簡単にまとめておきます。

2012/12/02 アップデートしました>「Kindle PaperwhiteとChainLP

《準備》
ChainLPを用意する
・ChainLPのフォルダにkindlegen.exeをコピーしておく
・"send-to-kindle" をインストールしておく

《ChainLPの設定》
・ChainLPの「綴じ」設定は「右綴じ(漫画や小説など)」を選択する
・ChainLPの「出力」設定は「Mobi」を選択する

・テキストファイルや青空文庫の圧縮ファイルを読み込む
・「出力」ボタンをクリックしてMobiファイルとして書き出す

・出来上がった.mobiファイルを右クリックして「Send to Kindle」を選択する
・send-to-Kindleのダイアログ画面で、タイトルや作者、送信先などを確認し、「Send」をクリックする

・しばらくするとKindle Paperwhiteに転送される(最初の反応までに数分かかるときがあるので、変化がなくても暫くは様子をみる)

以上

《備考》
・ChainLP v0.0.40.15は、メモリリークのバグがあるようなので、Mobi形式で何回か変換を繰り返していると(あるいは大きなファイルを変換した場合は初回から)メモリ不足のエラーが出ることがある。一度終了して再立ち上げしてからやりなおす。最新版のv0.0.40.16も同じかもしれない(未確認)

・Kindleはパーソナルドキュメントの最大サイズが50MBに制限されているので、50MBを越える.mobiファイルはsend-to-Kindleで転送できない。その場合はソースを分割するなどして50MB以下になるように.mobiを作成する必要がある

・Kindle PaperwhiteをUSBで接続して.mobiファイルを直接コピーすると右綴じにならない

・ChainLPで「右綴じ」を指定したPDFは、SONY Readerでは右綴じになるが、Kindle Paperwhiteでは右綴じにならない。

Kindleストアで無料本として公開されている菊池寛の「真珠夫人」(クリックで元画像)


青空文庫をChainLPで変換して作成した「真珠夫人」(クリックで元画像)

スクリーンショットを拡大するとJPEGノイズらしきドットが見えるので、send-to-Kindle送信する過程で画像に変換されているのかもしれません。フォントは似ているようで「さ」や「ふ」に違いが認められます。ChainLPで指定したフォント(この例ではipa明朝23ポ+「本文ボールド化」)と表示されるフォントとの関係は、今後の調査課題。

もっと簡単・手軽な方法があるかもしれません。模索は続く(笑)

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