- 2012.11.21 Wednesday 23:10
前のエントリーで書いた、Kindle Paperwhiteの明朝が「甘く」(緩く)見える件ですが、こんな感じ。
左がKindle Paperwhiteで、右がSONY Reader PRS-T1

PRS-T1は額縁がわずかに厚いことと、下側に並ぶボタンの高さもあって、スキャナ上では画面が少し引っ込んだ位置になってしまっています。そのため、安物スキャナのピントが合わずに画面がボケていますが、実際はボケてはいませんので念の為。なお、PRS-T1は額縁が光沢仕上げになっているため天井灯を反射して読みにくいので、無光沢のテープ(パーマセル)を周囲に適当に貼っています。

沢木耕太郎さんの「深夜特急」の冒頭から、「思ってしまったのだ」あたりを見比べると違いが顕著です。Kindle Paperwhite(左)のフォントは、「し」、「か」、「て」などが明らかに「緩い」感じがします。モリサワ的といいましょうか。また、字間が詰まっていて、組版としてあまり読みやすくありません。(この違いが気にならない人は、あっそ、で読み飛ばしてください)
もうひとつ、ページ表示の話。
SONY Reader PRS-T1はフッタに「10/334」と表示されています。全334ページ中の10ページ目を読んでいる、ということが一目で判ります(フォントサイズを変更すると総ページ数も変わります)。334ページの厚手の文庫を手に持って、まだ最初のあたりを読んでいる、という感覚が伝わってきます。
一方のKindle Paperwhiteは「No.69」という表示と「49%」という表示。まず「No.69」の意味が判りません(ページ移動のときはこの番号を入力する必要があります)。また、こちらはサンプル版なので総ページ数が少ないためですが、全体のうちの「49%」にあたるページを開いている、と表示されても、文庫を手に持ってページを開いている感覚は起きません。
こういう点を総合すると、電子書籍リーダーとして、Kindle Paperwhiteは「いかがなものか」というのが率直な感想です。SONY Reader PRS-T1にもいろいろと課題はあるのですが、「読書体験」としては現時点ではSONY Readerのほうがはるかに自然です。
amazonがサービスを提供して、SONYが端末を作ればいいような気も・・・・
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左がKindle Paperwhiteで、右がSONY Reader PRS-T1

PRS-T1は額縁がわずかに厚いことと、下側に並ぶボタンの高さもあって、スキャナ上では画面が少し引っ込んだ位置になってしまっています。そのため、安物スキャナのピントが合わずに画面がボケていますが、実際はボケてはいませんので念の為。なお、PRS-T1は額縁が光沢仕上げになっているため天井灯を反射して読みにくいので、無光沢のテープ(パーマセル)を周囲に適当に貼っています。

沢木耕太郎さんの「深夜特急」の冒頭から、「思ってしまったのだ」あたりを見比べると違いが顕著です。Kindle Paperwhite(左)のフォントは、「し」、「か」、「て」などが明らかに「緩い」感じがします。モリサワ的といいましょうか。また、字間が詰まっていて、組版としてあまり読みやすくありません。(この違いが気にならない人は、あっそ、で読み飛ばしてください)
もうひとつ、ページ表示の話。
SONY Reader PRS-T1はフッタに「10/334」と表示されています。全334ページ中の10ページ目を読んでいる、ということが一目で判ります(フォントサイズを変更すると総ページ数も変わります)。334ページの厚手の文庫を手に持って、まだ最初のあたりを読んでいる、という感覚が伝わってきます。
一方のKindle Paperwhiteは「No.69」という表示と「49%」という表示。まず「No.69」の意味が判りません(ページ移動のときはこの番号を入力する必要があります)。また、こちらはサンプル版なので総ページ数が少ないためですが、全体のうちの「49%」にあたるページを開いている、と表示されても、文庫を手に持ってページを開いている感覚は起きません。
こういう点を総合すると、電子書籍リーダーとして、Kindle Paperwhiteは「いかがなものか」というのが率直な感想です。SONY Reader PRS-T1にもいろいろと課題はあるのですが、「読書体験」としては現時点ではSONY Readerのほうがはるかに自然です。
amazonがサービスを提供して、SONYが端末を作ればいいような気も・・・・
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